各クラス担任によるクラスの様子について、「ぜんりん」より抜粋してご紹介しております。
本園では、日々全保育者による反省会を行い、その中で意識を高め合い、
保育の向上・改善ならびに保育者間での共通認識が保てるよう努めております。
各担任の文章から、そのことを少しでも感じ取っていただけたら幸いです。

《クラスのよこがおは、年3回の更新となります。》


「ぜんりん」平成19年度2・3月号より

【年少組】


めろん組担任 えきせんせいより



 先日の保育参観で頂いたアルバムを見ているうちに、入園式の頃からの子どもたちの姿が目に浮かび、その一瞬一瞬の思いがこみ上げてきました。連続で年少組の担任をさせて頂く中で、本当に一人ひとり個性があり、一人として同じ子どもは存在しない、と改めて感じ、新たな個性と向き合えることをとても楽しみにしていた4月から、どのようにしたら不安や緊張を取り除き、笑顔やその子らしさを引き出すことができるのだろうか。自分自身の力で行うことに充実感や喜びを感じてもらうにはどのようにしたらよいのだろうか。どのようにしたら、心からの“ごめんなさい”“ありがとう”を言えるようになるのだろうか。これは、子どもたち同士で考えて解決することができるかもしれない。あのときの関わりは、別の関わりもできたかもしれない。今度はこんな言葉掛けをしてみよう・・・。一日を振り返り試行錯誤し、小さな日々の成長に感動する、そんな一年間だったように思います。

 そして、そんな私の保育の記録反省を書いていた日記のような個人的なノートが、1学期ごとに替えていましたので、今24冊目で終えようとしています。私が担任をさせて頂いた一年間は、子どもたち一人ひとりの長い人生の中ではほんの一瞬のことかもしれません。しかし、その中の大切な3歳の時期の成長に寄り添うという事に緊張感を抱くと同時に喜びを感じていました。そして、今まで出会った子どもたちこそ保育に携わる私の偉大な先生でした。

 保護者の皆様におかれましては、いつも温かく見守って下さったり、色々とお心遣いを頂きましてありがとうございました。





いちご組担任 おおぬきせんせいより



 暖かな4月の入園式の日。私はいちご組の子ども達と初めて出会いました。お父様、お母様の手をぎゅっとにぎってはなさない子、大泣きをしている子、不安そうに私をみつめている子…そんな子ども達をみて私もドキドキ。それでも自分が担任させて頂くいちご組の仲間達に出会ってワクワク。そんな子ども達と私の園生活がスタートしてから、もう一年が経とうとしています。

4月当初、“幼稚園に行く”ということが大冒険の始まりだったいちご組の子ども達も、少しずつ自分の居場所を見つけてくれるようになり、お友達と関わり、一緒に遊び楽しみ、時にはぶつかりながらも、今ではいちご組として集団生活を楽しんでくれるようになってくれたようです。一歩一歩、前に進もうとしていく子ども達にいつも励まされ、勇気や元気をたくさんもらったような気がします。真っ赤ないちごのバッチをつけさせてもらったあの日から、私も子ども達と共に成長させて頂きました。一年を振り返ってみると、本当に様々なことが思い出されますが、どれもつい笑顔がこぼれてしまうようなことばかりです。そして、そのすべてが子ども達からもらった一番の宝物だと思っています。

 一年間あたたかく見守ってくださり、そして支えてくださった保護者のみなさま、本当にありがとうございました。これからも子ども達の成長を見守らせて頂きたいと思っています。

 いちご組のお友達!年中さんになっても、その元気いっぱいな姿を見せてくれるのを楽しみにしているね!!






もも組担任 しらいしせんせいより


 暖かい春の風に包まれていた入園式に初めてもも組のお友達と出会いました。「幼稚園ではどんな事があるのだろう!?」と瞳をキラキラと輝かせているお友達や、まだまだ大好きなお家の方と離れる事に不安を感じ瞳いっぱいに涙を浮かべているお友達…そんな入園式から時間の流れは止まることなく本当にあっという間に1年という月日が経ちました。

 初めはお友達に声を掛けることもなかなか難しかった子ども達ですが、今では元気いっぱいにお友達同士でも挨拶を交わしたり、お友達が登園してきてくれるのを今か今かと待ちわびています。階段にお友達の姿を見つけると「先生!!○○ちゃん/くんが来てくれたよぉ〜!! ねぇみんなっ♪○○ちゃん/くんだよぉ!!」っとお友達や私の所に駆け寄って来てくれニコニコ笑顔で教えてくれます。不安な表情を浮かべていた子ども達でしたが、少しずつ自分らしさを出してくれるようになり、毎日お友達に会える事の嬉しさを感じてくれている様に思っております。大好きなお友達と手をつなぎ園庭へと繰り出していき笑顔や笑い声の絶えない明るいクラスへとなりました。大好きなお友達と手をつなぐ子ども達の和やかな表情には暖かい絆を感じます。

 子ども達は、4月まだまだ一人遊びが大好きなお友達も多かったのですが今では自分からお友達に声を掛けたりと積極的にお友達と関わりを持とうとする子ども達の姿を目にしとても逞しく感じております。日々の生活の中でお友達との関わりを持つ事を通してお友達と遊ぶことの楽しさ、嬉しさなどの喜びを感じながら過ごしているのではないでしょうか。

 子ども達の一歩…私はこの1年この子ども達の一歩を大切の見守らせて頂きました。一歩踏み出すには不安を抱えていたり、緊張したりと色んな思いがあったり、色んな歩幅がありましたが、子ども達は勇気を振り絞り様々な一歩を踏み出してくれました。多くのお友達との関わりを通して「友達っていいな!!」…そんなすてきな思いを感じ、沢山のお友達と様々な経験をし、心も体も大きく成長してくれたかのように思います。私は、もも組の子ども達に出会えたことを嬉しく思っています。、同じ時間を一緒に過ごさせて頂き、色んな経験をし、数えきれないほどの素敵な思い出を作ることができました。日を追うごとに子ども達のことが可愛く思え愛おしい存在へとなりました。このように子ども達と素敵な時間を過ごすことが出来たのも保護者の皆様の暖かい支えやご協力があったからこそだと思い、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 もも組のお友達は4月から年中さんになり、また多くの出会いがあると思います。そんな一つ一つの出会いを大切に楽しく幼稚園生活を送ってもらえるよう、願っています。
もも組のお友達、保護者の皆様に「ありがとう」の言葉に想いを込めて・・・ これから更に大きく成長していく子ども達の歩を楽しみにしています。本当に1年間ありがとうございました。





みかん組担任 あんどうせんせいより



 4月、暖かい春の日射しの中、少し大きな制服に身を包み、緊張した面持ちで登園してきてくれた子どもたちの姿を思い出します。みかん組の子どもたちと出会った4月からあっという間に1年が経とうとしています。

 先日、4月から子どもたちが書き留めてきてくれた、行事や思い出の絵を子どもたちと一緒に、1年を振り返りながら見させてもらいました。その絵の成長と共に、子どもたちの行事や生活を通しての成長を改めて感じました。「こんなことをしたよー!」「フェスティバル楽しかった!」「はっぴょうかいのアンパンマンたいそうだー!」と、子どもたちからあふれでる笑顔と思い出話に胸がいっぱいになりました。4月の泣いていた不安そうな姿はどの子にもなく、思い出を胸のアルバムにたくさん詰め込んだその表情に、私は頼もしさも感じました。

 色々な行事や生活場面で、こうした子どもたちの成長を感じますが、中でもやはり、よいこの発表会が一番大きく感じる場面でした。何事にも楽しみを見つけることができるみかん組の明るい子どもたちですが、初めての大きな舞台ということで、とても心配でした。ですが、そんな私の気持ちを知ってか、子どもたちはいつも笑顔で「楽しい!」と踊ってくれました。子どもたちの明るさと優しさにむしろ私の方が支えてもらっていたのではないかと、今では感じています。

踊り終わった子どもたちは、私のそばに駆け寄り「先生楽しかった!また踊りたい!!」と、口々に伝えてくれて、その晴れやかな笑顔が印象的でした。そうした大きな舞台での経験を自信に変えて、より一層の成長につながってくれたように思います。これから年中へと旅立つ子どもたち。新たなスタートに立つ子どもたちの胸に、このみかん組での経験が勇気となり、自信となり、子どもたちが前へ進む糧となってもらえたらとても嬉しく思います。

 保護者のみなさま、1年間暖かく見守ってくださり、様々な面で支えてくださったこと、厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。






【年中組】


すみれ組 うちだせんせいより



 先日の保育参観の作品に、自分の名前を書いてもらおうと思い、一人ひとりクレヨンで書いてもらいました。私の問いかけに、「できるよ!」「できな〜い!!」という声もありましたが、自由画張で何度も見本を見ては、書いていくうちに「先生、できたー!!」という声がたくさん上がり、大きく書いた名前をとても嬉しそうに見せてくれました。そして、その字は、それぞれの成長を表しているようでした。

 そのような嬉しい瞬間は、様々な形で出会わせてもらったな…と改めて、感じました。振り返ってみると、出会った頃は、新しいお友達とも「おはよう」と言えなかったり、夏祭りの踊りやお当番さんが恥ずかしかったり、外の遊具も出来ないものがあったり…しかし今では、元気な挨拶やみんなで誘い合って遊具に登ったり、発表会でも広い舞台で堂々とした姿をみせてくれたり、数え切れないほどの「できるようになったこと」を共に喜び合い、過ごしてきました。その中で、かけがえのない存在だったのが、お友達の影響です。「おしえてあげる」「私は、できるよ!」という声に自分もやってみよう!教えてあげたい!と感じ、できたときの喜び、自信となり、次の目標を自分で見出せたりします。長縄あそびでは、一人一回飛びチャレンジから今は、10回20回30回…と目に言える上達振りに充実感を感じているようです。

 また、お友達関係も広がり、集団遊びのかくれんぼや氷おに、砂場での山や島作り、おままごとと、お庭を見渡すと、新しいお友達ととてもよい表情で遊んでいる姿が見られました。しかし、嬉しいことばかりでなく、お友達同士のぶつかり合いに戸惑うこともありました。何度も、繰り返しながら仲良く遊べる方法を見つけるようです。仲直りすると、また手を取り合い楽しそうに遊び場へと駆けていきます。

 たくさんのお友達と遊びを通して、影響され合いながら、時には涙し、時には、笑ったりと多くの事を吸収し、大きく成長していきます。これも、保護
者の皆様が温かく支えていただき、笑顔で園へと送り出して
くださったことに感謝しております。

 これからも、皆様の様々な「できるようになったこと」が増えることを楽しみに応援させていただきたいと思っております。一年間、本当にありがとうございました。 





たんぽぽ組担任 かじたにせんせいより



 「おはよう〜!!」ぎゅう〜〜っ!元気な挨拶とハグでたんぽぽ組の一日は始まります。早いもので、たんぽぽ組のお友達と出会ってから一年が経ちました。
 初めてみんなに出会った日、つまり私も初めて「先生」と呼ばれた日。私もそうだったように、きっと子ども達も、新しい環境の中で、大きな希望と不安を抱え幼稚園に来てくれたことと思います。

 始めの頃は、なかなかお友達に声を掛けることが出来なかったり、おもちゃの貸し借りが上手く出来なかったりして、涙を流していた子ども達も、今では、「明るく、強く、たくましく、そして優しく、助け合う。」まさにたんぽぽのような、立派な花を咲かせてくれました。

 常に全力で歌をうたい、ご挨拶をしてくれる。
 転んでもすぐに立ち上がる。
 真冬なのに、最期のプールはほとんど全員入った!
 誰かが困っていたら、すぐにみんなで知恵を出し合い、助けてくれる。
 みんなが一つになって何かをすることが好き。
 よく笑い、よく食べる。

・・数えたらきりがないくらい、みんなのいいところをたくさん見せてもらいました。そんなみんなに会えることが毎日本当に楽しみでした。「幼稚園って楽しい!」「先生大好き!」その言葉は何よりも嬉しい言葉でした。

いつも支えてくれたたんぽぽ組のみなさんの先生になれたことを、心から嬉しく思います。また、一年間、とても温かく見守ってくださった保護者のみなさま、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

みんな!年長さんなってもみんな友達だよ!!






ひまわり組担任 じんざせんせいより



 「あと8日、あと7日・・・」とひまわり組に貼ってあるカレンダーを見ながら、子どもたちは残り少ない日数を数えています。「お友達と違うクラスになるのいやだなぁ。」と寂しがる子がいます。そんな時、私は「大丈夫だよ、だって4月の初めにひまわり組がスタートした時には知らない子がたくさんいて不安だったけど、こんなに仲良くなれたんだもの、きっと年長さんでもお友だちがたくさんできるよ!」とみんなにお話をします。すると子どもたちは「うん、友だち100人作る!」と張り切って答えてくれました。

今思うとあっという間の一年間でしたが、ひまわり組での思い出のアルバムには、たくさんの出来事が詰まっています。4月当初友だちとうまく遊べずに困っていた子や、まだ新しい環境に慣れず不安そうな表情を浮かべる子がいました。そんなとき保護者の皆様も心配をされたと思います。しかし、そんな心配を吹き飛ばしてくれるように、日々子どもたちの表情は明るく、積極的に友だちや先生に話をしてくれるようになり、その変化に私はとても嬉しい気持ちになりました。

そして、暑い夏に行った夏祭りでは、「お父さんや、お母さんに元気よく踊れるところを見せてあげるの!」と盆踊りを覚え、当日は楽しそうに踊ってくれました。その後長い夏休みでひとまわり成長したみんなとすこやかフェスティバルの準備を重ねてきました。かけっこ、玉入れ、親子競技、Ready go、ハグしちゃおと、全てにおいて一人では出来ないものばかりで、クラスが一つとなって頑張りました!この頃からみんなで作り上げることの喜びを知ってもらえたように感じました。

そして、最後の大きな行事として、よいこの発表会がありました。ひまわり組では”よさこいソーランロック”をみんなで踊り、初めての合奏ということでしたが、一人ひとりが真剣に取り組んでくれました。このように大好きなひまわり組の仲間と過ごしてこれた一年間は、とても大切な思い出です!クラスでの合い言葉は「27人で1つだよ!」です。「だれか一人が嬉しい気持ちのときは、みんなも嬉しい気持ちになるんだよ。」と話してきました。今では全員出席の日は、なんだかウキウキしてみんなの表情は笑顔でいっぱいです!

 これから年長さんになるみんなには、この思い出を忘れずに、ひまわりの花のように上を向いて大きく成長して欲しいと願っております。そして今までひまわり組を支えてくださった保護者の皆様、一年間本当にありがとうございました。これからも応援させてください。 






ばら組担任 すみかわせんせいより



 ばら組のお友だちと出会い、早いもので一年が経とうとしています。
初めのころは、緊張や不安で胸いっぱいの中、涙を目に浮かべながら登園する子もいましたが、今では「先生おはよー!」と毎日笑顔で登園してきてくれるようになりました。
そんなにこにこ笑顔の子どもたちに会えるのが私の中での一番の楽しみでした。

この一年間、子どもたちは毎日のお友だちとのかかわり、行事等の経験を通し成長してきました。初めは少人数で固まって遊んでいたのが今では「○○しよー!」と自分たちからお友だちを誘い、ばら組のみんなで鬼ごっこをしたり、縄跳びをしたり、時にはいざこざが起きて悔しい思いをしたり・・・。しかし、そのような経験を積み重ねて子どもたちは、一回りも二回りも大きく成長したように感じます。そして、私自身も子どもたちからたくさんのパワーをもらい、様々なことを学び成長することができました。

そんなばら組の子どもたちは4月から年長さんになります。
年長さんになっても、優しい心と思いやりの気持ちを忘れずに成長してほしいと願っております。

 保護者様の力添えがあったからこそ、今のばら組があるのだと思います。
感謝の気持ちでいっぱいです。今まで温かく見守ってくださり本当にありがとうございました。





さくら組担任 ひらのせんせいより



 満開の桜に迎えられてスタートしたさくら組、季節はめぐってあっという間にまた春がきました。この1年間、毎日がとても早く過ぎていきました。あっという間の1年の中で、さくら組のみんなはいろいろな想いを経験してきたのだと思います。

 「さくら組は、みんなが仲良しだからかっこいい!!」あるお友達が話してくれた言葉です。この言葉を聞いた時、子ども達もこんな気持ちでいてくれたんだ…ととても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。この言葉の通り、自由遊びの時間誰かが鬼ごっこを始めると、その輪があっという間に広がって、気づけばクラスのほとんどのお友達が一緒に楽しんでいるということがよくあります。鬼ごっこだけでなく、どんな遊びもみんなで共有することが大好きです。しかし、はじめからそうだった訳ではなかったな、と4月当初の事を思い出します。

4月当初、一人で泣いているお友達のいたさくら組、一人ひとり別々に遊んでいたさくら組、いざこざの耐えなかったさくら組…そんな時期がありました。そんな時、お友達に優しくしてもらって、そして自分もお友達に優しくする。お友達とお話をすると、笑顔になれる、一緒に遊ぶと一人よりも二人よりも、もっともっと楽しい!!このような経験を日々子ども達は繰り返して、沢山のことを感じてくれたのだと思います。

今、さくら組に笑顔があふれていて、皆が皆を大好きなのは、一人ひとりが沢山の優しさを知って、沢山の嬉しさを感じて、寂しいこと悲しいことを一緒に乗り越えた仲間の大切さを、小さな心に大きく抱いてくれているからだと感じています。

 数え切れない、忘れられない思い出を残してくれたさくら組のお友達が年長さんに進級することは、嬉しいことではありますが、寂しい気持ちを隠しきれません。ですが、皆がくれた沢山の宝物をいつまでも大切にし、年長さんになって大きくなっていく皆の姿を楽しみにしています。

 保護者の皆様、1年間温かく見守ってくださってありがとうございました。さくら組のみんな、沢山の思い出をありがとう。先生はみんなのことが…ずっとずっと大好きです!!





ゆり組担任 おのせんせいより



 穏やかな日差しの中、ゆりぐみの子どもたちと初めて出会った時のことをとても懐かしく思いだします。1年間を振り返ってみると本当にあっという間でしたが、一日一日子どもたちのたくさんの成長や発見に出会えてとても楽しい毎日でした。

1学期は、「せんせい〜できない!!」という言葉が飛び交い、“自分で出来るところまでは頑張ろう☆”と伝えてきました。
2学期は、“どうしたらお友だちと仲良くできるのか”を考えてもらいました。
3学期には、“どんな年長さんになりたいか”“どうしたらお姉さん・お兄さんになれるか”を話し合いました。

 この1年間で子どもたちとたくさん話をし一緒にいろんなことを考えることが出来ました。
 今では、「せんせい、できるようになったよ!」「はやいでしょ!!」と自分で頑張るようになってくれたり、「○○ちゃん、すいとうどうぞ。」とお友だちを手伝ってくれたり気にかけてくれたりする姿をみせてくれています。

 お友だちとの関係もとても深くなる一方、いざこざも増えましたが、その都度お互いの気持ちを話してもらい、どうしたらいいのかを考えました。
嬉しいことは一緒に喜べること、寂しかったり悲しいことは一緒になぐさめあえること、みんなで一つのことをやり遂げるという頑張りや嬉しさ、達成感などをこの1年でたくさん感じてもらえたのではないかと思います。

 そして、最近では“年長さんになるためにはどうしたらいいのか”を話し合っています。「かけっこでいちばんになりたい☆」「ちいさいおともだちにやさしくしてあげたい☆」というたくさんの子どもたちの言葉を聞き、「じゃあ、どうしたらいいのかな?」と話し合いました。

 子どもたちと話しているうちに私のほうが「子どもたちはこんなこともかんがえているんだな。」と感心させられることもたくさんありました。子どもたちは毎日たくさん学び得ています。
「せんせい、ゆりぐみがおわっちゃうのはさみしいね・・・」と悲しそうな表情をする子どもたち。しかし、一方では「年長さんになったらピアニカをするのっ!!」など年長さんに進級することにわくわく胸を膨らませています。
私も同じ気持ちです。これからの子どもたちの成長をわくわくと楽しみに見守らせていただきたいと思っております。
 ―ゆりぐみのお友だち。1年間みんなと過ごせてたのしかったよ。おの先生をいつも助けてくれてありがとう。年長さんになっても応援しているよ。―

 最後になりますが、保護者様の温かい支えがあったからこそ、1年間素敵な毎日を過ごすことが出来ました。心から感謝しております。ありがとうございました。







【年長組】


クローバー組担任 うすいせんせいより



 お日さまの笑顔に誘われて、木々や虫たちが、長い眠りから起き出してきました。
心待ちにしている春とともに、皆は、大きく成長し巣立っていきます。 
4月、クローバーぐみに進級した時は、年長さんになった嬉しさや、どきどき緊張していた時を思い出します。友だちになるために、魔法の言葉のプレゼントをしました。

 おはよう、ありがとう、あそぼう、だいじょうぶ 、ごめんね!、さようなら、の言葉をたくさんつかいました。自分で考えて使っている皆をみて、先生は、すっごく嬉しかったです。
お泊まり保育では、ホームシックにかかっている友だちに優しく「ぼくがいるからだいじょうぶだよ!」と手を握って優しく言葉をかけていました。又、フェスティバルの時、あまりの暑さにまいってしまった○○くんに「ぼくもあついよ、いっしょにがんばろう!」と励ましながら取り組んだあの日が思い出されます。

ドッジボール大会では、最後までやりとげた皆の勇気、最高でした。
発表会では、太陽のように、いつもまわりを明るくして、楽しい雰囲気にしてくれた○○くん、自分はひとりではない。仲間がいる。仲間の存在を感じながら、皆でつくりあげた舞踊劇。すばらしかったです。心が温かくなる思い出を沢山もらいました。

皆に出会えて、先生は、とても幸せでした。どうもありがとう!

大好きなクローバーぐみの子どもたち、今まで愛情一杯に育てて下さったおとうさまおかあさまに、感謝の気持ちを忘れないでくださいね。皆が小学校へいっても、先生は、ずっと皆のこと応援しています。 





コスモス組担任 いしおかせんせいより



 暖かな陽の光が子どもたちの笑顔を優しく包み込む季節がやってきました。楽しく過ごしてきたコスモスぐみでの生活も残すところあとわずかになりました。小さなグループで遊んでいた1学期。徐々にお友達の名前を覚え”一緒にどろけいしよう!”“こおりおにしよう!”と、みんなで集団遊びを楽しむようになりました。

 毎日のようにドッジボールを楽しんでいた2学期。みんなでひとつの目標に向かって心をひとつにして頑張ること、勝ったときの喜び、負けたときの悔しさを共に感じることのできるお友達の存在の大きさを感じてもらえたのではと思っております。

 そして子どもたち自らが遊びを展開し、笑顔の絶えない毎日を送ってきた3学期。“いーれーてー!”と自分からお友達に声をかけ男の子も女の子も一緒に保育室でもお外でも元気いっぱいに遊んでもらっています。

 私もこの1年間子どもたちを見守らせていただき、はじめて逆上がりが出来たときの嬉しさ、ドッジボールで負けたときに流した悔し涙、困っているときに手を差し伸べてくれたお友達の笑顔・・・数え切れない程の子どもたちの姿に様々なことを学ばせていただきました。
“ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために”保育の中で大切にしてきたことが子どもたちに少しでも感じてもらえたら嬉しく思います。

 4月からは1年生!コスモス組みでの思い出をランドセルにつめて、新しい一歩を大きく大きく踏み出してもらえたらと思っております。

 最後になりましたが1年間温かく見守ってくださいました保護者の皆様、本当にありがとうございました。これからも子どもたちの成長を見守らせてください。





チューリップ組担任 すだせんせいより



 淡い綺麗な桜の花びらがはらはらと舞い、そこからぽかぽかと暖かな日差しがこぼれるこの頃。季節は春、チューリップぐみのかわいい子どもたちと出会って一年が経とうとしています。
思い返してみると、クラスのドアのところから少し恥ずかしそうに笑って「おはよう。。。」(小さな声)と挨拶をしてくれた子どもたちは今では、幼稚園バスを降りると勢いよく走りわたしをみつけるとどんなに遠くからでも「おはよう!!」(と〜っても大きな声)を聞かせてくれるようになりました。それだけではなく、色々な先生、お友だち、幼稚園にきてくれた保護者の方まで素敵な挨拶をしてくれる姿を見せてくれます。

今では元気な子どもたちですが、何かを取り組むにあたって、初めはなかなかうまくいかずもどかしい気持ちになる時もありました。しかしそんな時必ずこんな言葉が聞こえます。「チューリップはみんなで34人!みんなの気持ちをひとつにしよう!」一人では出来ないこともみんながいれば勇気がわいてくるようです。仲間の存在の大きさをすこしずつ感じながら、相手を思いやる気持ちをもって行動できるようになりました。そしてその優しさは私にも分けてくれます。「クラスは33人だよ?」「先生もチューリップの仲間だよ!だからみんな合わせて34人!」・・・と。^−^

「チューリップぐみのみんなのことがだいすきなひと〜?!」お弁当を食べながら誰かが言った一言に、「はーい!!」とクラス全員の手が挙がると、「せんせい!みんながみんな大好きで素敵だね!」とニコニコしているみんなのお顔を見るのが何よりも嬉しくなる瞬間です。

 先生のかわいくて仕方のないチューリップちゃんたち、みんなはもうすぐぴかぴかの一年生になるんですね。毎日毎日一緒にはいられないけど、ランドセルにたくさんの元気と勇気と優しさを詰め込んで今まで以上に心も体も大きくなりますようにずっとずっと応援しています。

 そして最後になりましたが、この一年間いつも暖かなまなざしでクラスの子どもたちと私を見守ってくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。子どもたちがその子らしくのびのび大きく成長し、クラスとして大きなチューリップの花となったのは皆様の支えがあったからこそだと思っております。このクラスの子どもたちと過ごすことができ、実りある一年になりました。一年間本当にありがとうございました。





ポピー組担任 ふなつせんせいより



 ポピーの花が咲き始めた四月。年長になった喜びと、新しい環境での期待と不安の中始まったポピー組も、気がつけばもう一年が経とうとしています。 進級当初は年中児の時に同じクラスだった友だちと遊んでいる姿が多く見られましたが、クラスで一緒にいる時間が増えるにつれ、新しい友だちを作り、遊びの種類も増えてきました。

 二学期になりフェスティバルやよいこの発表会を終えると、子どもたちは皆でひとつになって作りあげる楽しさを感じることができました。

 そして三学期は友だちの大切さを感じ、思いやりの心を持てるようになってきました。また、先日の保育参観でやらせていただいた一人一人の発表の場面でも自信を持って自分の気持ちを伝えている姿、友だちの話を静かに聞いている姿を見せてもらい、子どもたちの大きな成長を感じました。

 この一年間で、子どもたちは友だちや保育者、時には自然のものからいろいろなことを吸収し、考えたり、助けをもらったりしながら一歩一歩、皆で歩んできました。また、真っ白だった思い出のアルバムも、今ではポピーの花のように色とりどりの楽しい思い出でいっぱいです。

 このような思い出ができたのも、保護者の皆様が温かく見守ってくださったり、ご協力してくださったおかげです。本当に一年間ありがとうございました。小学校へ行っても、いろいろなことに挑戦し、頑張ってほしいと願っております。また大好きなポピー組のお友だちをいつまでも応援しています!





マーガレット組担任 かわもとせんせいより



 暖かい春の日差しがマーガレット組のみんなの所へ「もうすぐご卒園ですね!」と、見守ってくれているようです。進級した頃は不安な顔も見られましたが、友だちとの関わりや毎日の生活から一つ一つ自信へ繋がっていったように思います。

 お家から離れてみんなとお泊まりをしたり、ラッセーラをかっこ良く踊った夏まつり、大きなパラバルーンをいろいろな形にしたフェスティバル。ドッジボールやサッカーを通して団結力が強くなり、よいこの発表会では友だちの長所をほめてもっとお互いに近づこうと、向上心が高まってきました。

 最近、字に興味を持って、お手紙交換が盛んです。その中に「もう みんなと おわかれすること、さみしいです…」の様な文面が多くなってきました。初めての集団生活からの巣立ちを楽しみにしていると同時にさみしい心情を知ることができ、私自身も複雑な心境です。

 マーガレット組のお友だち、たくさんの思い出をどうもありがとう!! 先生は、素敵な宝物をいっぱいもらいました。みんなと過ごした一年間、本当に楽しかったです。32人のマーガレットのお花がいろいろな場所で活躍してくれることを応援しています。

 保護者の皆様、一年間ご支援、ご協力、どうもありがとうございました。