各クラス担任によるクラスの様子について、「ぜんりん」より抜粋してご紹介しております。
本園では、日々全保育者による反省会を行い、その中で意識を高め合い、
保育の向上・改善ならびに保育者間での共通認識が保てるよう努めております。
各担任の文章から、そのことを少しでも感じ取っていただけたら幸いです。

《クラスのよこがおは、年3回の更新となります。》


「ぜんりん」平成19年度7・8月号より

【年少組】


めろん組担任より



 「○○くん(ちゃん)だ!おはよう!」「おはよう!」めろん組の子どもたちは、このような挨拶が毎朝交わされる程、後から登園してくる友だちを楽しみに待って出迎える、そんな仲間になりました。そして、「いれて!」「いいよ!」と、自分の意思で遊びを選び、遊び込む姿が見られるようになってきました。めろん組の子どもたちの表情は、入園式の頃の不安や緊張のとれた、キラキラとした笑顔へと変わってきているのです。時には、「赤いブロックが使いたいのに・・・」「ぼくも今使いたい・・・」等と、遊具の占有を巡っていざこざが起きることはありますが、その場面を周りでみている仲間から、「とったらいけないんだよ。」「ぼくのを貸してあげるよ。」「ありがとう!」という声も聞くことができるようになり、少しずつではありますが、子どもたち同士で解決しようとする姿も見られるようになってきました。

そして先日の雨の日のことです。このようなやりとりの後、「みんなでおうちをつくろうよ!」「いいね!」「みんなのブロックを合わせたら、大きいのがつくれるよね!」・・・と、めろん組の全てのブロックが保育室の真ん中に集められ、大きな家が完成しました。集団生活が始まって四ヶ月目を迎える今、このような姿が見られることに驚きと感動を覚える毎日です。遊びを通して相手も同じ欲求を持っていること、また、違う考えも持っていることに気付き、仲間を思いやる優しい心が育ってきていることを嬉しく思います。そして、遊びの大切さを改めて感じています。

 ブロックに限らず、絵本、シャベル、ブランコ、虫かご・・・大勢の中で数に限りがある物や一つしかない物が、幼稚園にはいくつかあります。しかし、そのような環境だからこそ様々なことを感じ、周りの友だちの存在に気付き、相手を思いやる優しい心、小さな生き物を大切にしたいと思う心が育っていくのではないかと思います。

めろん組の虫かごのカブトムシの幼虫は今、めろん組の仲間の優しい心に包まれています。それは、小さな命を大切に守ろうとする心、そして、皆で譲り合って見ようとする、仲間を思いやる心です。そんな優しい魔法がかかって、無事にカブトムシが誕生することを皆で雌雄を予想しながら楽しみにしています。今後も多くの体験を通して子どもたちが抱いていく様々な感情に寄り添い、共に育んでいきたいと考えております。





いちご組担任より



 太陽がにこにこと顔を出し、みんな汗をたくさんかきながらも太陽に負けないくらいまぶしい笑顔で元気に遊んでくれています。「一緒に遊ぼう!」「いれて!」、「いいよ!」など、子ども達同士での関わりが多く見られるようになり、お友達と名前を呼び合うこともとても多くなりました。朝登園すると「○○くん(自分)は今日○○くん(お友達)とあそぶんだよ!」と教えてくれたりもします。ある日の外遊びのことです。「いちご組さーん!こっちにおいでー!」と声がするほうを見てみると園庭にあるカウンタックの遊具で「みんなでミッキーランドにいくんだよ!」とみんなで乗っていました。お友達と一緒に遊ぶ楽しさを感じてくれているんだなと本当に嬉しくなりました。

 虫が大好きないちご組の仲間達。いちご組にはいつもたくさんの虫が遊びに来ます。飛んできた虫でも、迷い込んできたアリでも見逃すことなく「先生虫だよ!!」と誰かが見つけるとみんなが、わっと集まります。クモがきた時はもう大変!大騒ぎです。初めは怖がっているのかと思い外に出そうと思いましたが、怖がっているのは私だけ。子ども達はキャアキャアと楽しそうな声をあげながら、どこまでもクモを追いかけていき興味津々にながめています。その後ろ姿をみて思わず微笑みながらも少しクモに同情してしまいます…。

 お弁当の時間には、私と副担任は子ども達のお弁当の援助をさせて頂いてから少し遅れて食べ始めます。するといちご組のみんなは、「先生達もお弁当どうぞ!」「先生達も召し上がれ!」といつも声をかけてくれます。「ありがとう。」と答え、子ども達の優しさをみさせてもらい、喜びを感じています。

 いちご組が始まって3か月、子ども達には日々驚くほどの成長を見せてもらっています。制服のズボンが1人では履けなかった子がある日気づくと「先生できたよ!」と嬉しそうにそしてちょっとだけ得意気に見せてくれたり、「お弁当のお仕度はこうだよね!」とお仕度をしてみせてくれたりと、朝や帰りやお弁当のお仕度の中で自分でできることがどんどん増えていっています。いちご組25人全員とその成長を共に喜びながら私自身も一緒に成長させて頂いております。
 キラキラ笑顔のいちご組の子ども達と少しの間会えないのはさみしいですが、楽しい夏休みを過ごしてもらった後、また1つ2つと成長している子ども達に会えるのを、楽しみにしています!! 






もも組担任より


 もも組のお友達との物語は早いものであっという間に3ヶ月が経ち、始めの頃は涙を流すことも多かった子ども達も、今ではお空の上から見守ってくれているキラキラの太陽に負けないくらい眩しい輝きの笑顔に満ち溢れています。

 もも組のお友達は本当に元気いっぱいで、入園当初はお友達に挨拶をする事もなかなか勇気を出せず、ままならなかった子ども達ですが、今ではお部屋の入り口で登園してくるお友達を待ちわび、お友達がお部屋に近づいてくると「先生、○○くん来た〜!!」っとみんなで飛び上がりながら喜びお友達同士でも元気に挨拶を交し合う様になりました。「先生、おはよう!!」っと元気いっぱいの挨拶をしてくれ、私も「今日も幼稚園に来てくれてありがとう!!」という気持ちで子どもをギュッと抱きしめ迎え入れをさせてもらっています。

 始めは自分の事だけで精一杯であった子ども達ですが、日を重ねるごとに様々な場面でのお友達との関わり合いが増し、「一緒にあ〜そ〜ぼ〜っ!!」と誘い合いながらみんなで遊びへと向かう姿を見せてくれるようになりました。園庭に一歩踏み出すと、子ども達の遊びの冒険が始まります。大きな砂山作り、トンネルを掘ったり、ケーキを作ったり…子ども達は夏の暑さに負けないくらい元気いっぱい遊び、暑さを忘れてしまう程遊びに夢中になり、お部屋とはまた違った表情を見せてくれたりと子どもの新たな一面を発見する日々です。

 もも組のお友達と過ごす日々の中で、私は“一歩を踏み出す”という事が本当に大切であると強く感じています。この3ヶ月だけでも沢山の一歩を踏み出してくれました。子どもの踏み出す一歩の裏側にある子どもの想いを感じ、寄り添う事を忘れずにこれからもこの物語を綴っていきたいと思います。





みかん組担任より



 園庭にふりそそぐ太陽が暑くなり、夏がやってきました。そんな暑さにも負けず、みかん組の子どもたちは泥遊びや水遊びなどをする姿や、お友だちの名前を呼び合って一緒に遊びに向かう姿も見られ、毎日元気に過ごしています。

 みかん組の子どもたちは、とても明るく素直で、たくさん笑ってくれます。絵本の中の絵を見て笑ったり、ブロックをあれこれイメージを膨らませながら組み立てて笑いあったり、ちょっとした言葉遊びをし合って笑ったりしています。日々の生活の中で「おもしろさ」を発見することと、それをお友だちや先生と共有することの楽しさを見つける力があり、すばらしいなと感じております。これからも様々な発見と共有を広げ、いつも笑い声のあふれるみかん組でありたいと思います。

また、入園したころの緊張した顔が少しずつほどけ、今では様々な表情を見せてくれるようになり、そのひとつひとつの嬉しい顔や、困った顔、悲しい顔、笑った顔・・・全てにいつもひたむきな子どもの気持ちを感じ、私もその気持ちを受け止め、気持ちに寄り添っていきたいと思っております。

 みかん組での生活もスタートして3ヶ月。まだまだこれからの子どもたちの成長が本当に楽しみです。長い夏休み、子どもたちに会えないことは寂しいですが、2学期幼稚園に、夏の思い出を心の宝物にして戻ってくる子どもたちの姿を楽しみにしています!!






【年中組】


すみれ組担任より



 「世界が平和になるように〜みんなで仲良く手をつなぎ〜♪」
これは、夏祭りで踊る「スマイル音頭」の歌なのですが、今すみれ組では、自然と口ずさむ姿を多く見かけるのです。

 先日もこんな事がありました。お弁当を食べ終えて、全員揃っての「ごちそうさま」をしようとした時、何気なく一人のお友だちが「世界が平和がなるように〜♪」と口ずさみ、そこから一人二人と歌い始め、アッという間に、ほぼ全員で踊り始めました。これは、盛り上がるのにいいチャンス!!と、慌ててテープを流し、みんなで踊ったという嬉しい場年がありました。みんなの気持ちが自然と一つになって踊ってくれた事は、仲良く手をつないでいるのと同じような温かい気持ちになりました。自然と、みんなが一つになれた瞬間は、初めてかもしれないと思いました。

 4月の頃は、涙を浮かべて登園したり、先生のエプロンをしっかり握りしめたまま、離れられなかったり、不安でいっぱいの子どもたちも、お友だちが差し伸べてくれたハンカチで涙を拭いてもらう優しさにふれたり、「一緒に遊ぼう!!」という一言に喜び、仲良く手をつなぎ、「お外へいってきまーす!!」と頼もしい声を聞き、見送る事が増えました。でも、仲良くなれたかな?と思うと、「けんかしちゃった…」という表情。そして、「どうしたらいいのかな?」という問いかけに、しばらく自分たちで考えて…「ごめんね」「いいよ」とすぐ仲直り。

 また、男の子は、大好きなブロックをめぐって「僕の方が少ない!」「貸してくれない!」と、もめ事が絶えなかったのですが、「みんなで合体してみたらどうかな?」という提案に「いいね、やってみよう!」と完成した大きな飛行機やロボットに大喜びでした。最近では、みんなで提案しながら、ワイワイと合体させることに盛り上がっています。

 先生と子ども達の1対1だった関係も、少しずつありますが、お友だちと手と手をとるように、1対2、3〜と広がっています。昨日までは、べったりだった子どもが「今日は、先生と遊べないの。ごめんね。」と、あっさり断られ(笑)でも、嬉しい気持ちになりました。

 これからも、たくさんのお友だちと遊び、時には、いさこざになりながらも、お互いを知り、更に仲良くなれるお手伝いをこれからもさせていただきたいと思います。恐竜のような元気にお返事をしてくれるすみれ組の子どもたちを2学期も楽しみに待っていたいと思います。どうぞ、宜しくお願い致します。





たんぽぽ組担任より



 「おはよう!!」私の一日は、子ども達とのハグで始まります。
 たんぽぽ組の子ども達は、このたった3ヶ月で、とても立派で丈夫な根を張り、眩しいほどの黄色い花を咲かせてくれました。私は、子ども達の一つ一つの成長に、日々驚かされております。

 「あれ?たんぽぽさん、先生が言わなくてもできちゃったの?!」「さすがたんぽぽさん!今日もはなまるいっぱいだね!」そんな言葉を掛けると、みんな得意気な顔をして、「当たり前だよー!」「先生、僕すごいでしょ?」「私、もう用意して待っていたよ。」などと口々に声を掛けてくれます。くじけそうになっているお友達にも、「○○くんなら絶対できると思うんだけどな。」と、耳元で囁くと、「先生!僕できる!」と言って100%の力を発揮してくれます。時には、他のお友達が力を貸してくれることもあります。自分達でできることが日に日に増えていく子ども達を見ていると、“褒めて伸びる”とは、まさにこのことだな、と実感しております。

 更に、最近、子ども達に集中力と団結力が生まれてきたように感じています。製作活動場面の導入や、紙芝居が始まると、目を真ん丸くし、輝かせながら聞き入り、集中して物事に取り組めるようになってきました。子ども同士の絆も深まり、ゲームや、片づけの場面では「みんな!頑張るぞ!」「力を合わせて!」などと自分達で声を掛け合いながらみんなで一つになって頑張る姿が見られ、嬉しく思っております。

 たんぽぽ組のみんな!これからも、26人力を合わせて、色々なことにチャレンジし、助け合いながら、まっすぐと大空に向かって大きくなっていってください。これから夏休みに入り、みんなに会えないのは寂しいけれど、また二学期に、元気なみんなの笑顔に会えることを楽しみにしていますね。






ひまわり組担任より



 照りつける太陽の下、お日様色のひまわりバッチを付けた子どもたちは、そのお日様に負けないくらい元気いっぱいに毎日を過ごしています。小さかったひまわりの輪が今ではひまわりの花のように大きく広がってきました。子どもたちはお友だち一人ひとりの名前と顔を覚え、「○○ちゃん一緒に遊ぼう!」と声を掛け合ったり、お支度で困っている子がいると、そっと近寄り手伝ってあげたり、時に意見がぶつかりいざこざになってしまうこともありますが、それはお互い信頼し合える仲間になったからこそ起こるのだと見守らせて頂いております。

 今、ひまわり組の子どもたちと私で約束をしていることがあります。それは毎日の朝の挨拶で、子どもたちは、「先生より早くおはようって言う!」とはりきっています。ドアに隠れ、私に見つからないようにきて、「おはよう!」と言ってくれる子や、遠くから私を見つけると走ってきて「おはよう!」と言ってくれる子がいます。そして朝のおはようの対象が今ではお友だちにも向けられ、登園してきた子に「おはよう!」と気持ちの良い挨拶が出来るようになりました。これからもこの素敵な習慣を大切にしたいと思います。

 そんな素敵な挨拶からスタートするひまわり組で今子どもたちが好きなことは、“歌をうたうこと”クラスにあるマイクが初めは2本だったのですが、あまりの大人気にマイクが増え、それぞれアニメのうた、歌謡曲などそのキャラクターになりきって歌っています!このような好きに自己主張の出来る場があることで、子どもたちの表現がもっと広がっていくのではと考えています。みんなで声を合わせて歌ったり、踊ることも好きなので、これからもっとみんなで活動することの楽しさを知ってもらえるように心掛けたいと思っております。

 先日みんなでちぎり絵を用いて、大きな魚の壁面を作りました!だんだんと魚に色がついていく様子に、「虹色のお魚だぁ!」「みんなで出来た!」と嬉しそうに見ていました。みんなで協力すれば大きな事が出来ると大きな感動を共有することが出来ました!
 これから長い夏休みに入りますが、たくさんのご家族での思い出を作ってきて、9月にその思い出話を聞かせてもらえたら嬉しいです!みんなのひまわりスマイルをお待ちしております!






ばら組担任より



 早いもので、ばら組がはじまってから3ヶ月が経とうとしております。
初めは、新しいクラスに戸惑っていた子どもたちも、今ではすっかり元気いっぱいにはしゃいでいる様子が見られます。

 そんなばら組のお友達はお外遊びが大好きで、ぴかぴかお陽様が顔を出した日は、青色帽子を被って「せんせいお外へいってきまーす!」と元気に駆け出して行きます。初めの頃は、お絵描きや粘土遊びをする子どもたちが多かったのですが、最近では、ばら組のお友達が集まってダンゴ虫を探したり、お砂場で大きなお山を作ったりと仲間同士での遊びが多く見られます。汗いっぱいかきながら夢中になって遊んでいる子ども達の姿は、太陽の日差しに負けないくらいキラキラと輝いています。

 それと同時に、子ども達もだんだんとお友達の名前を覚え「○○ちゃん○○くん一緒に遊ぼ〜!」「いいよ〜!」などと言う会話も多く行き交うようになりました。子ども達は“遊びを通しながら日々成長していく”ということを改めて実感致します。今後も大好きなお友達と沢山関わり合い、嬉しいことや悲しいことなど、たくさんの感動を味わってもらえたらと願っております。

 あっという間の一学期でしたが、二学期も子ども達一人ひとりの輝く個性を大切に見守らせて頂きたいと思っております。休み明け、子ども達からたくさんの話が聞けることを楽しみにしています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。





さくら組担任より



 さくら組の子どもたちと初めて出会った春から、季節は夏へと変わりました。元気におひさまの下で遊ぶ子どもたちの顔も夏色に変わってきています。

 4月頃は園庭に出ても、個々で遊んでいることが多かった子どもたち。今では朝登園して、お友だちの支度が終わるまで待って、手をつないで園庭へ向かう姿や、「○○くん、一緒に遊ぼう!」「仲間にい〜れて!!」と自分から積極的にお友だちと関わる姿が沢山見られます。
また、泣いているお友だちがいると、「○○ちゃんが泣いているよ」「大丈夫?」「私が一緒にいてあげるからね」…こんな場面に遭遇すると、胸がキュンとしてしまいます。優しい子どもたちのおかげで、私の心は温まります。

 元気なみんなは最近、「こおり鬼ごっこ」が大好きです。最初は鬼にタッチされても、かまわずに走り続けたり、つかまると怒ってしまったり…それでも何度も繰り返し遊ぶうちに、だんだんとルールを覚えて、鬼に捕まると「たすけてー!!」とお友だちの助けを待てるようになってきました。といっても、まだまだ鬼が助けてしまったりとあやふやなところもありますが(^〜^;)少しずつ集団遊びのルールを覚えて、遊びの幅が広がってくれたらなと思っています。

 まだ小さなさくらの木も、27人で太陽に光をいっぱい浴びて、沢山のしげきを受けながら、やがて大きなさくらの木になるように、毎日を大切にしていきたいと考えております。夏休み明けに、こんがり焼けたさくら組のお友だちに会うことを楽しみにしています。 





ゆり組担任より



 ゆり組の子どもたちと出会ってから早いもので、もう1学期が終わろうとしています。最初のころの緊張した姿はもうなく、今では「○○くん(ちゃん)、一緒にあそぼっ!!!」とお友だちとお話をしたり、追いかけっこをしたり、夏祭りやフェスティバルのおどりを踊ったりとニコニコ笑顔をたくさん見せてくれています。

 ゆり組のクラスの印象は、一言で言わせていただくと「元気いっぱい☆」のクラスです。
ある曇り空の日・・・。朝のお集まりを始める前に、私が「今日はお空に太陽さん出てないね・・・」とつぶやくと、あるお友だちが「太陽さん、まだ寝てるのかな?じゃあ、みんなの元気で太陽さんを起こしてあげようよ!!!」。その提案にみんなが口々に「そうしよう!」と、顔を真っ赤にしながら一生懸命にうたう朝のおうたが始まりました。

 おうたが終わり、一息ついている子どもたちに、私のほうが先に興奮して声をあげていました。本当にゆり組のお友だちの声が届いたかのようにサーーっとお日様の光が園庭に降り注いでいたのです。そんな魔法のような出来事が、この1学期間でたびたび起こっています。

「ゆり組のお友だちはもしかしたら本当に魔法が使えるのかもしれない・・・」と、真剣に思い始めてきました。

 これからも子どもたちのこの無邪気で純粋な心と、子どもたちの大きな可能性を大切に見守らせていただきたいと思っております。ゆり組のお友だち、これから長い夏休みにたくさんの楽しい思い出を作って元気いっぱいに幼稚園に遊びに来てくれるのを楽しみにしていますね。







【年長組】


クローバー組担任より



 真夏をおもわせるほどのまぶしい太陽の下で、子ども達は、汗びっしょりになりながらおもいおもいの遊びに夢中です。仲良く泥団子をしている子ども達もいれば、雨上がりの砂場で、おもいっきりダイナミックに力を合わせて遊んでいる姿をみます。異年齢で遊ぶ姿も、沢山みられるようになりました。

砂場の横では、一人で、逆上がりに挑戦している子もいます。毎日、毎日、頑張っている姿に感動し、励ましてあげました。そんな光景を見ていた子ども達は、「ぼくもやってみる!」 「おしえて!」と鉄棒に興味を持ち始めました。子ども達は、くり返しやることが、成果につながることを体験的に学んでいるようです。子ども達の意欲には、ほんとうに驚かされます。鉄棒だけでなく、日常の中でも数え切れないほど、お互いに助けられたり教えられたりしながら、共に喜び合い、幼稚園生活を楽しんでいます。

一学期は、春の遠足、湘南台文化センターでの体験保育、横浜文化保育園とのふれあい交流保育、お泊まり保育などで、一人ひとりが自信をもって、様々な事にチャレンジしました。そして、まわりの子ども達にも目をむけられるようになり、お話もきちんと最後まで耳を傾けることができるようになりました。確実に一歩、一歩、前進した子ども達です。

 二学期は、園全体、クラス全体がまとまりながら、一つの目標に向かい、一人ひとりが力を十分に発揮できるような保育をめざしたいと考えております。スマイル音頭の大好きなクローバーぐみの子ども達。長い休みに入りますが、早寝、早起きの習慣をくずさず、夏ならではの遊びをたくさん体験して、健康で安全に過ごしてください。
 保護者の皆様、一学期間温かく見守って頂きましてありがとうございました。





コスモス組担任より



 梅雨が明け、太陽の光が幼稚園をさんさんと照らし、心も体もウキウキする夏がやってきました。コスモスぐみのみんなは朝の支度を終えると「先生、いってきまーす!!」と園庭へ出発!園庭では水たまりでできたぬかるんだ砂を使って大きなおだんご作りをしたりみんなで集まって氷おにやどろけいをしたりとそれぞれ自分の好きな遊びを楽しんでもらっています。

お部屋の中でもピアニカを持ち寄って演奏会の始まりです♪ステキな音色につられて年中組のお友達もお客さんになって聞きに来てくれる姿もありました。そして、コスモス組のみんなが大好きなおとうばんさんが回ってくると朝から嬉しそうな表情を浮かべています。自分の名前を元気いっぱいに紹介してもらい、みんなの前で挨拶をしてもらったり、テーブルをピカピカに拭いてもらったりとたくさんのお仕事をニコニコ笑顔で取り組んでもらっています。その中でワークやお製作帳を配ってもらうお仕事では、進級した当初は顔も名前もわからず、困っている姿がありましたが、今ではみんな、お友達の顔も名前もバッチリ!「この子は今日お休みだよね、明日は来てくれるといいね」とお友達を思いやる姿もありました。そんな子どもたちからの一言に嬉しさを感じると共に、もっともっと友達の輪が広がるよう私も共に楽しみながら時に悲しみに寄り添い、時に楽しさを共有し、子どもたちと大きく成長していきたいと思っています。

 これから、夏休みに入りますが、たくさんのおもいで話をカバンにつめて、心も体もぐんと大きくなったみんなに会えることを楽しみにしていますね!





チューリップ組担任より



 青々とした高い空にひかり輝く太陽が似合う季節がやってきました!チューリップ組の子どもたちとの生活も早いもので4ヶ月が経とうとしています。ふと、思い返すとピカピカのゾウさんバッチをつけ、少し照れくさそうにしていた子どもたちも今ではすっかり年長さんらしいお兄さんお姉さんの顔をみせてくれるようになりました。

 雨が降った翌日にはお支度が終わると早速、「先生!お外で遊んでくるね!!」と裸足になり、ほっぺや鼻の頭に泥んこをつけ、砂場で大きなお山や温泉を作ってくれます。「先生、この水たまりすっごく気持ちいいよ!触ってごらん!!」満面の笑顔で喜びをわけてくれるみんながとっても可愛らしくて幸せな気持ちになります。また、お部屋ではお制作やワークなど何かを取り組む時は一変真剣なまなざしを見せてくれ、メリハリを感じさせてくれます。

 先日の七夕の日には、みんなで話し合い考えながらクラスの願いを決め、星に願いをかけました。
「おともだちがたくさん出来るように、はどう?」「もうチューリップぐみのみんなは全員ともだちだよ!」「じゃあ世界のみんなが幸せになりますように、は?」「それいいね(^−^)」
 次々に嬉しい会話が繰り広げられました。自分の願いはもちろん誰かの願いも大切にしてくれていました。2学期からもこの素敵なクラスの輪をもっともっとみんなだけのチューリップ色に染めて、きずなを深めることができたらと願っております。
 
 もうすぐ待ちに待ったなつやすみですね!みんなとしばらく会えなくなるのはとっても寂しいけれど、夏ならではの思い出話をたくさん聞かせてもらえるのを楽しみにしていますね♪





ポピー組担任より



 真っ白だった思い出のアルバムも三分の一が埋まり、楽しい思い出がたくさんできた一学期間、子どもたちは暑さに負けず、元気に過ごしてくれました。

 最近、クラスで流行っているゲームがあります。それは「ワン、ニャン、ブーゲーム」です。犬と猫と豚のうち、自分の心の中でどれかひとつを決めて、鳴き声で友だちと聞き合い、同じ動物だったら手をつないでいくゲームです。男の子、女の子と関係なく声をかけあえる姿、手のぬくもりを感じながら笑顔を見せてくれる姿、そして最後には、三つの輪になり、友だちとの関わりの楽しさを感じている姿が見られました。

 そんな小さな輪から、今大きな輪になって取り組んでいることがあります。それは、「ラッセーラ!」です。夏祭りに向けて、憧れだったラッセーラを踊れるうれしさが子どもたちからすごく伝わってきています。バチを振り上げ元気よく声を出して踊ってくれている姿に力強さと大きな成長が感じられ、とてもうれしく思います。またクラスでひとつのことに取り組む楽しさを味わいながら、友だちの大切さを感じとってくれていることでしょう。夏祭りがとても楽しみです。

 これからも行事が増えて、クラスがひとつになって行うことが多くなります。そんな時に自分の意志だけではなく、友だちの気持ちも考えられ、思いやりの気持ちを持てるようになってほしいと願っております。
 保護者の皆様、温かく見守ってくださり、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。





マーガレット組担任より



 夏のまぶしい光を浴びて、マーガレット組のみんなから暑さに負けないくらいの元気な声や顔がお部屋に見られるようになりました。

 4月からスタートして早いもので一学期が過ぎようとしています。徐々に友だちの名前を覚え、ふれあい参観や春の遠足、体験保育と一緒に経験し、遊びの輪も日々大きくなってきています。
 進級してすぐ遊びの中で、「〜ができない。」と話をしていた子も多くの仲間との関わりから、砂遊びできれいなお団子が作れるようになったり、鉄棒で前回りができるようになったり、大縄が跳べるようになったり・・・と年中組で挑戦してきた事を更に積極的に取り組み、頑張る姿が現在たくさんの場面で見られます。「できた!!」という達成した喜びの声や楽しさが近くで伝わって、ひとりひとりが色々な事を「やってみよう!!」とする気持ちをこれからも大切に私も共に育て、歩んでいきたいと思います。

 もうすぐみんなの楽しみにしている夏休みが始まりますね。お休みの間みんなに会えないのがとてもさみしいですが、また善隣館幼稚園にたくさんのお土産話を持って、元気に遊びにきてもらえることを先生は楽しみに待っています。
 お体に気をつけて楽しいお休みを過ごしてください。